5月21日 藤沢市教委は再採択しないと決定 自由社歴史教科書検定合格

自由社の中学校歴史教科書が2020年度に文部科学省の検定に合格しました。同省は今年3月、都道府県教委などに「採択替えを行うことも可能」とする通知を出しました。藤沢市教育委員会は5月21日定例会で、来年度から3年間使う歴史教科書の再採択は行わないと決定しました。藤沢市は昨年の採択で、歴史と公民で東京書籍を採択し今年4月から使用しています。継続性を重視しての決定です。

次は神奈川新聞(2021年5月22日)からです。
『「新しい歴史教科書をつくる会」の流れをくむ自由社の歴史教科書(中学校)が2020年度に文部科学省の教科書検定に合格したことを巡り、藤沢市教育委員会は21日の定例会で、再採択は行わないことを決定した。
同社の歴史教科書の検定合格を受け、文部科学省が都道府県教委などに採択替えを行うこともできるとの趣旨の通知を行っていた。
改めて採択するかどうかは任意で、藤沢市教委は昨年7月、4年に1度の採択替えで採択し、今年4月から使用している教科書の継続性などを重視した。』

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なお、横浜市教育委員会は、5月13日の定例会で、市立中学校などで来年度から三年間使う歴史の教科書の採択を再び行うと議決しています。